講演会とか研修とか
- orangejuku
- 2024年5月27日
- 読了時間: 2分
講演会とか研修とか、
昔は割と行くのが好きでした。
僕が教員だった頃です。
義務で受けさせられる研修も、
まじめに参加しました。
まったく自主的に参加したものもたくさんあります。
有名な人の講演会があると
喜び勇んで聞きに行きました。
(て、そんなにないか・・・伊東に「尾木ママ」こと尾木直樹さんがきたとか。)
一生懸命メモも取ったりしました。
・・・とかいって、寝てしまうことも多かったなあ、実は。
職場の義務研修で「かったりい」とか言っている同僚を見て、
「不真面目なやつめ」
とか思っていました(苦笑)。
今はその気持ちがわかります。
出かけて行って
聴いて
そのとき感銘を受けて
へーっと思って、
・・・そのあと僕は何も変わりはしなかったのです。
何にも生かせはしなかったのです。
全くゼロとはいいません。
ある研修で、
一日がかりでグループディスカッションなどもやったあと
指導主事がまとめとして
「過去と他人は変えられません。未来と自分は変えられる。このことを覚えておいてください」
と言ったのには、
心底感動し
心に刺さりました。
(今思えば、実にベタな、よく聞く言葉ですが・・・)
コロナ後、はっきりしたのではないでしょうか。
休暇をもらったり
休日をつぶしたりして、
遠出して、
お話を聴きに行く。
一回ぽっきり。
ほんの数時間。
そのようなものに、
あまり(ゼロとは言いません)意味がないということが。
継続もしていないし、
主体性もありません。
気分転換とか、
その後の懇親会とか(大人はそれが一番大きいかも)、
旅気分とか。
有名な人を直に見ることができたという思い出とか。
メリットって、そんなものなのではないのでしょうか。
昔はネットもなかったから、
「講演会」は、
唯一かもしれない貴重な学びの場だったかもしれません。
積極的に学びに出かける姿勢は、大事です。
でも、
ただ受け身で、
座って黙って拝聴しているだけでなんかパワーアップできると思うのなら、
それは虫が好すぎるってもんじゃないかい!!
と今は思います。
そんな時間があるのなら、
自分の爪を研がないと。
義務で聴かされた大学教授の講演中、
ずっとスマホで仕事をしていた同僚の姿を
思い出します。

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