怠慢。
- orangejuku
- 1 日前
- 読了時間: 1分

ぱっと見はよく似ている2つの問題。
中学数学の、初歩的な計算問題だ。
でも問題の種類と、解き方は大きく異なる。
Aは、
大きく見れば1/2+1/3=?と同じ、分数の足し算。
通分して計算する。
Bは、
xはいくつですか、という方程式。
普通は、
両辺に分母の公倍数(この場合は6)をかけて「分母を払い」、
簡単にしてから移項などを行ってxを求める。
6をかけて分母を払うことができるのは、
イコールの性質によるもの。
同じものどうしに同じ数をかけても、
イコールであることは変わらないから。
この2つがいつまで経ってもごっちゃな君。
君は、
「どうやるんだっけ?」
と訊いてくる。
(苦笑)
あのね、
「方法」じゃないの。
「方法を覚える」ことじゃないの。
大事なのは。
なんでかわかって、説明もできなければ、
「方法」なんて教わったって明日には忘れる。
その「方法」が、使うべき場面で使えるはずもない。
理屈や理由を考えることを回避しようとし、「方法」だけ教えてもらって問題を片付けよう
という、いつからついてしまったかわからないが悲しい習性を、
僕はあえて
怠慢
と呼ばせてもらおう。
うち(弊塾)できっちり困ってもらいたい。
がんばれ!



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