【三語短文の指導】道化師坂内
- orangejuku
- 8 時間前
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弊塾小学部、国語の授業で行っている「三語短文」。
「実現・整える・変化」
の三語を使って25字以内の一文を作ろう、
なんて言われても固まってしまう子は、やはりいます。
そういう子に対しては、
様子・タイミングを見計らって、一緒に考えてあげることにしています。
一緒に頭を絞りアイデアを考える、おおげさな演技つきで。
まずは
「どんなお話が浮かぶかい?」
というところから入るのが定番です。
するとまあ、
「夢の実現が変化して、整える」
なんてのしか出てこないこともしばしばです。
トホホ・・・
言葉の上っ面をなぞっているだけ。
なんともまあ貧相な(涙)・・・
とか、文句も言っていられませんのです!
その子のアイデアを生かしにいくのです!
「ほー。ほな、もっと具体的にいこか。これは、主人公は誰?誰の夢かい?」
と。
すると、「私」とか「私の夢」とか、返ってきます。
一歩前進!
そこでまた僕が暑っ苦しく、
「なるほど!〇さん(その子)に夢がありましたと。ほんで?」
と促していきます。
すると、「私の夢が、変化して・・・」と
やっと話が具体味を帯び始めます。
で、僕は
「なるほどなるほど!続けて続けて!お題に関係なく頭に浮かんだお話を言ってごらん。あ、ちょっと待って。僕書記するから」
と演技を続けながら煽ります。

僕が「書記」したメモ。
「・・・私の夢が変化して・・・新しい夢を考えて・・・整えた」
あともう一歩!
「おおー!お話になってきたね。じゃあさ、『整えた』っていうのは、何を整えたってことかな?」
・・・(以下略)・・・
う~ん、うざい教師だ(汗)。
まあそんなやり取りの末に、
できあがった文はこれ☟

ふう。
疲れた(いい疲れですが)・・・。
なかなかの出来じゃないですか?
僕が手を貸した度合いは、6~7割、かな。
でも、アイデアはこの子の中から湧いてきたものです。
僕はアイデアが湧くのを手伝ったのと、
形を整えるのに手を貸した、
ということになりますかね。
国語の力は、論理の力ではありますが、
やはり気持ちや場面などを想像する、いわば
情緒的な力
も大事だなあ、と思う今日この頃です。
そうしないと、
おせっかいだけど
現実の生活も、貧相なものになっちゃうんじゃないだろうか。
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