式なんか簡単に立ちゃしねえですって。
- orangejuku
- 11月11日
- 読了時間: 2分
昨日ひさびさに聞きました。
「こんなの社会では使わないでしょ?」
というせりふ。
こんな勉強・作業・計算、大人になってからはやらないでしょ?
という、例のヤツです。
中学某学年で、とある方程式文章題の解き方を解説しているときでした。
方程式と、割合(%)のコラボの問題でした。
式を立てるのがなかなか大変
計算も大変
最後にもう一ひねりあり
と、なかなか大変な問題を解いているとき
軽~い感じでその言葉は発せられました。

※こんな難しい問題を解いていたわけではありません。
僕は
「難しい問題・課題に挑戦しようとする姿勢が大事なんだ。そういう姿勢の差が積もり積もって、将来の姿の差になるんだ!嘆かわしい!」
とか
「バカ言うな!こんなのは高校の勉強、ましてや受験の問題に比べたらもう初歩の問題だ!」
・・・と、目くじら立てて説いたりもせず
ま、テキトーに流しましたが・・・
わかってほしい(体感してほしい)ことが一つあるんですよね。
それは、
もろもろの問題、一つボタンを押せば(公式とか解法を当てはめれば)たちどころに解決!
みたいに思ってもらっちゃ困る、
ってこと。
勉強に苦戦する子たちは、どうしてもそういう風に捉えたがります。
今の子は、便利なツールに囲まれているから、
その傾向がますます強くなっているかもしれません。
いやいや、
物事そんな簡単なわけはねえですって。
社会に出てから、そんな一筋縄で片付く問題なんかねーですって。
式なんか簡単に立ちゃしねえですって(←方程式の文章題で、いつも僕が言うことです)。
式立てるまでが一苦労なんでさあ。
やり方を探して、
細心の注意払って計算して、
うまくいかなかったらまた考え直して、
これがわかったら次、という風に二段構え・三段構えで考えて、実行して・・・
そんな、体力も根性も要る頭の訓練を、「社会」に出たときに備えて、ガンガンやらせてあげたい
それは、普段から常にそう思っているのです。



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