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式なんか簡単に立ちゃしねえですって。

昨日ひさびさに聞きました。



「こんなの社会では使わないでしょ?」



というせりふ。







こんな勉強・作業・計算、大人になってからはやらないでしょ?



という、例のヤツです。





中学某学年で、とある方程式文章題の解き方を解説しているときでした。



方程式と、割合(%)のコラボの問題でした。



式を立てるのがなかなか大変



計算も大変



最後にもう一ひねりあり



と、なかなか大変な問題を解いているとき




軽~い感じでその言葉は発せられました。


ree

※こんな難しい問題を解いていたわけではありません。





僕は



「難しい問題・課題に挑戦しようとする姿勢が大事なんだ。そういう姿勢の差が積もり積もって、将来の姿の差になるんだ!嘆かわしい!」



とか



「バカ言うな!こんなのは高校の勉強、ましてや受験の問題に比べたらもう初歩の問題だ!」





・・・と、目くじら立てて説いたりもせず



ま、テキトーに流しましたが・・・








わかってほしい(体感してほしい)ことが一つあるんですよね。






それは、



もろもろの問題、一つボタンを押せば(公式とか解法を当てはめれば)たちどころに解決!



みたいに思ってもらっちゃ困る、



ってこと。







勉強に苦戦する子たちは、どうしてもそういう風に捉えたがります。



今の子は、便利なツールに囲まれているから、



その傾向がますます強くなっているかもしれません。








いやいや、



物事そんな簡単なわけはねえですって。



社会に出てから、そんな一筋縄で片付く問題なんかねーですって。




式なんか簡単に立ちゃしねえですって(←方程式の文章題で、いつも僕が言うことです)。



式立てるまでが一苦労なんでさあ。




やり方を探して、



細心の注意払って計算して、



うまくいかなかったらまた考え直して、



これがわかったら次、という風に二段構え・三段構えで考えて、実行して・・・





そんな、体力も根性も要る頭の訓練を、「社会」に出たときに備えて、ガンガンやらせてあげたい



それは、普段から常にそう思っているのです。

 
 
 

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