睡眠時間は大事。
- orangejuku
- 1 日前
- 読了時間: 3分
私ごとですが、
僕は塾業界の中ではたぶん珍しく朝型です。
もともと朝が好きな人間だったので、
8時台を過ぎてから起床、ということはまずありませんでした。
趣味で畑をやるようになってからそれがどんどん早まり、
今は毎朝4時半に起きます。(夏は早朝でないと暑くてやっていられないからです。)

今朝の空と海。秋は雲がほんとうにきれいですよね。
そのために夜はなるべく早く寝ているのですが、
どうしても睡眠不足気味になってしまいます。
そこで昼食後に昼寝をするスタイルを採用し、今に至っています。
歳をとってきたというのはありますが、
睡眠時間は本当に大事だなと思います。
さて、
小児科医のバイブルとされる「ネルソン小児科学」によると、
子どもの睡眠時間は以下が理想だそうです。
5歳 11時間
7歳 10時間半
9歳 10時間
11歳 9時間半
13歳 9時間15分
15歳 8時間45分
17歳 8時間15分
(出典:成田奈緒子『誤解だらけの子育て』扶桑社新書、2023)
その通りだとすると、
中学2年生が朝6時半に起きるとすると、
夜9時15分に寝なければならないことになります。
若干現実に妥協したとしても、
10時台には寝なきゃ、ということになります。
どう思われますか?
「今の中学生は忙しい。部活、宿題のあとは塾で、休む暇もない」
という話を見聞きすると、
業界の端くれの僕が言うのもなんですが、これは大きな問題じゃないかと思うのです。
塾の授業(※中学生の)が9時、10時まである、というのは
ざら
らしいからです。
その上宿題(自学)まである?
毎日?!
・・・
弊塾では中学生の授業は8時10分に終わります。
「居残り」でもう少し遅くなってしまう子もいますが・・・
(元中学教員でもあり)中学生の忙しさが想像できるので、
せめてその時間設定を守ることで、中学生の睡眠時間に悪影響を与えないように、とは前から思っています。
「みんな10時までやってるよ。うちの生徒たち全然大丈夫だよ」
→う~ん、それって「昔は体罰(職場での喫煙、飲みの強制etc.)が普通だったけどみんなそんなもんだったよ」みたいな話ではないですか?
「条例だと11時まで大丈夫だよ」
→それは本質ではありませんよね。
「そんな悠長なことを言ってる間も、他の子は睡眠時間を削って、歯を食いしばってがんばってるぞ!」
「そんな腑抜けたこと言ってたら、受験で(厳しい競争社会で、世界で、AI相手にetc.)勝てんぞ!!!」
→あらー
精神主義(根性主義)ですか?
「今の中学生はみんな遅くまで起きてるよ。ゲームとかYouTubeとかやって」
→そうかもしれませんが、塾がさらに遅寝を助長してしまうのは・・・
子どもたちの心身の健康を配慮することは、
この先塾業界のイメージ向上や、
子どもの本当の意味でのパフォーマンス向上のために
大事なんじゃないかな
これから大事になっていくんじゃないかな・・・
と思います。
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