結果なんてすぐには出ない。
- orangejuku
- 3 日前
- 読了時間: 3分
「失敗を恐れずにどんどん挑戦しよう」
「教室は失敗していい場所だ」
「間違っていいから、どんどん答えをもってきな。わからなかったらどんどん質問しな」
・・・
先生や指導者の多くは、そう言うんじゃないでしょうか。
僕もそう言ってきました。
でも、
実際には、生徒が間違え続けたり
とんちんかんな答えをもってきたり、
全然わかっていない様子を見ると、
腹を立てていらいらしたり、きつい態度を取ったりしてきました。
全くわかっていないがゆえの質問を受ければ
「少しは考えろ」と怒り、
質問もできずに途方に暮れていれば
「なんで質問にもこないでボーッとしてるんだ」と腹が立ったり・・・
(↑矛盾していますよね💦)
そんな自分を恥じて、
いらいらすることをやめるようになったのは、
恥ずかしながら3年くらい前のことです。
いらいらしたのは、
結局
「わからせることができていない」自分の無能さを目の当たりにしたから。
そして、
塾の先生ならば「結果」を出さなければ、つまり成績を上げなければ・・・
でもうまくいかないじゃないか!!
という功名心・焦りがあったから。
いやはや、浅ましい話です。
わからない子は、僕が想像できないところでつまづいているのかもしれないし、
そもそももっと前のところでつまづいているのかもしれない。
それに一回「わかった」って、練習を重ねなければマスターはできない。
「わかる」「定着する」ためには、
根気と時間が必要なんだ。
そういうことに気がついて
焦ったりいらいらすることをやめた結果、
目の前の成績にもこだわらなくなりました。
結果なんかすぐに出るわけがないんです。
目の前のテストで数点上がった、下がったではなく、
僕が目の前で見ている授業のその時間、
頭をちゃんと使ってがんばっているかどうかが大事。
それを続けていれば、いつかは芽が出ると信じます。
範囲の知識をガンガン詰め込んだりしてとりあえずテストで点を取らせれば、
「自己肯定感」が生まれてやる気が生じる?
そういうこともやった時期はありますが、
そんな風にいっときのテストの点を取らせたとしても、
その子の知識はがらんどう、抜けだらけです。
ボロなんてあっという間に出ます。
そんな、「ヌルい」と言われても仕方のない方針を理解してくださっている弊塾の保護者様方には、本当に感謝しています。
今日も一人、中学生が覚悟の入塾。
「このままじゃダメだ」と本人が言い出したそうです。
自覚と覚悟を持った子は、すがすがしい。
結果を出す、とお約束はできません。
でも、
見放さないこと、
きたときには必ず頑張らせることはお約束します。
「このままではダメだ」と思っている子、
うちで頑張りませんか?




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