青い鳥。
フランスのデモの激しさに驚く。
全土で55万人(主催者発表80万人)が参加した、とか
中部の町の市庁舎が放火されて全焼した、とか
パリが無政府状態(←この表現の信憑性はわからないが)だ、とか。
発端は、
教育の改善を求める高校生のデモだったという。
「教室は夏35℃以上になる」「教員不足で、授業が成立しない」「老朽化した校舎にネズミが我が物顔に動き回っている」「トイレにティッシュがない」etc.
そんな話が伝えられている。
にわかに信じがたい話ではある。
警官が各地で高校生に凄惨な暴力を振るっている、
と主張する論稿もある。
これまたにわかに信じがたい話ではある。
ネット上には「出羽守」という隠語があって、
「○○(←外国)では・・・」
と海外を引き合いに出しながら日本の問題点を指摘する(=けなす)ことを言う。
どちらかというと、フランスも、
引き合いに出される(=賛美される)側ではなかっただろうか。
「フランスでは個が重視されていて・・・」
「フランスでは文化教育が重視されていて・・・」
「フランス人は一生懸命働くことよりも人生を楽しむことを重視していて・・・」
「フランス人女性は結婚や出産でキャリアが中断するということはなく・・・」
etc.
逆に日本は、返す刀で
「日本の教育予算は先進国の中でも最も少なく・・・」
「日本の教育は個を殺し、集団に合わせることばかりを教え込み・・・」
などと言われる側である。
そんな「おフランス」のイメージと、
今起こっていること
フランスの高校が「悲惨」だという主張
のギャップにとまどう。
別にフランスをけなすつもりも日本を称揚するつもりも僕にはないが、
「もう海外から『学ぼう』としなくていいんじゃない?」
と思う。
(※最近では「フランスでは移民が増えすぎたおかげで社会が崩壊した」みたいに、フランスをけなす形の「出羽守」もある。)
夢のない話かもしれないけれど、
どこの国に行ったって、同じ人間だ。
みんなスマホ見て時間を溶かしているさ(しかも老若男女、学のあるなし、思想信条関係無しに)。
日本に、この町に、自分の生活に、
問題はいつだってある。
その問題に対処し、改善しようとがんばるとき、
必要なことはどこか(誰か)を引き合いに出すことじゃない。
(まあ、ときには、憧れのロールモデルがいてもいいけど。でも神格化してはいけない。)
目の前の問題の理由や解決策を冷静に合理的に考え、
自分を奮い立たせて
努力を継続していくこと。
それ以外にあるか?
そう思う。



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