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英雄。

また、今度はオーストラリアで、



狂気の銃乱射事件が起こり、15人もの痛ましい犠牲者が出たようだ。






国内有数の人気ビーチで、



ユダヤ教のお祭り「ハヌカ」が行われてユダヤ人が集まっていたところを狙ったらしい。



犯人の父子はどうやらイスラム過激派の影響を受けていたようだ(イスラエルのガザでの攻撃や虐殺に怒りを覚えていたのだろう・・・)。






で、



たまたま居合わせた一人のおっさんが、



すきを見て後ろから犯人の一人を羽交い締めにし、銃を奪うという英雄的な行動をやってのけたらしい。






格闘技の心得があったとか、非番の警官や軍人だったとか、そういう人ではないらしい。




負傷して入院しているが、



「真の英雄」として賞賛が集まっているらしい(アメリカのトランプ大統領まで!)。



そりゃあもう、当然だろう。







で、そのおっさん(果物屋の主人だとか)



「アフマド」



という、一目でムスリム(イスラム教徒)とわかる名前で、



こちらはシリアからの難民とのこと。






テロリストもムスリム。



それを取り押さえた英雄もムスリム。



この人のおかげで、オーストラリアのムスリム社会への風当たりも和らぐだろう。







でも、



このアフマドさんは、そんなことを考えて、銃を持った犯人に飛びかかったわけではないだろう。



とっさのことに違いない。







10年ちょっと前、



イスラム国(IS)のテロが激しかったころ、



ある学者さんが、ご自身の豊富なイスラム教の知識をもとに



「コーランにはこう書いてある。それを普通に解釈すれば、イスラム国のやっていることは『当然』となる。これは世界中のイスラム教徒が共有する価値観であり、我々の価値観とは断絶が立ちはだかっている。彼らは我々とは違う人たちなのであり、わかり合えるなんていう甘い考えは捨てるべきだ」



というようなことを書かれていた。





つまりイスラム教徒ならもうどこのだれでも、「異教徒は殺してヨシ。自分の人生めちゃくちゃになっても、天国に行けるからむしろ嬉しー」というような思考を標準装備として持っているというのだ。







その知識に説得力を感じながらも、どうしても納得がいかなかった。







人ってそういうものか?



違うだろう?





家族や自分自身の平和を第一に考え、



できることがあればとっさに行動し、



快楽に惹かれ、



長いものには巻かれる。









人って世界中どこに行ってもそんなものだと、最近ますます思う。




洗脳でイカれてしまった人じゃなければ。






そして、



これからの子どもたちには、



変な信念から自由になって合理的(科学的)な思考力をもってほしい、



そして行動力をもってほしい、



と相変わらずなことを思う坂内でありました。

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