英雄。
- orangejuku
- 13 分前
- 読了時間: 3分
また、今度はオーストラリアで、
狂気の銃乱射事件が起こり、15人もの痛ましい犠牲者が出たようだ。
国内有数の人気ビーチで、
ユダヤ教のお祭り「ハヌカ」が行われてユダヤ人が集まっていたところを狙ったらしい。
犯人の父子はどうやらイスラム過激派の影響を受けていたようだ(イスラエルのガザでの攻撃や虐殺に怒りを覚えていたのだろう・・・)。
で、
たまたま居合わせた一人のおっさんが、
すきを見て後ろから犯人の一人を羽交い締めにし、銃を奪うという英雄的な行動をやってのけたらしい。
格闘技の心得があったとか、非番の警官や軍人だったとか、そういう人ではないらしい。
負傷して入院しているが、
「真の英雄」として賞賛が集まっているらしい(アメリカのトランプ大統領まで!)。
そりゃあもう、当然だろう。
で、そのおっさん(果物屋の主人だとか)
「アフマド」
という、一目でムスリム(イスラム教徒)とわかる名前で、
こちらはシリアからの難民とのこと。
テロリストもムスリム。
それを取り押さえた英雄もムスリム。
この人のおかげで、オーストラリアのムスリム社会への風当たりも和らぐだろう。
でも、
このアフマドさんは、そんなことを考えて、銃を持った犯人に飛びかかったわけではないだろう。
とっさのことに違いない。
10年ちょっと前、
イスラム国(IS)のテロが激しかったころ、
ある学者さんが、ご自身の豊富なイスラム教の知識をもとに
「コーランにはこう書いてある。それを普通に解釈すれば、イスラム国のやっていることは『当然』となる。これは世界中のイスラム教徒が共有する価値観であり、我々の価値観とは断絶が立ちはだかっている。彼らは我々とは違う人たちなのであり、わかり合えるなんていう甘い考えは捨てるべきだ」
というようなことを書かれていた。
つまりイスラム教徒ならもうどこのだれでも、「異教徒は殺してヨシ。自分の人生めちゃくちゃになっても、天国に行けるからむしろ嬉しー」というような思考を標準装備として持っているというのだ。
その知識に説得力を感じながらも、どうしても納得がいかなかった。
人ってそういうものか?
違うだろう?
家族や自分自身の平和を第一に考え、
できることがあればとっさに行動し、
快楽に惹かれ、
長いものには巻かれる。
人って世界中どこに行ってもそんなものだと、最近ますます思う。
洗脳でイカれてしまった人じゃなければ。
そして、
これからの子どもたちには、
変な信念から自由になって合理的(科学的)な思考力をもってほしい、
そして行動力をもってほしい、
と相変わらずなことを思う坂内でありました。




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