せいせいえいあい
- orangejuku
- 4月26日
- 読了時間: 2分
木・金は小学生国語の日。
弊塾名物の「三語短文」(※僕の考案ではなく、あるベテラン塾長から教えて頂いたものであること、お断りしておきます)。
みんな一生懸命
楽しく
お題の言葉を使って文を考え、作っていた。
よきよき。
一方で、ふっと思う。
こうやって、
言葉を使って、筋を考えて、適切な単語やつなぎ言葉を選んで、伝わるように考えて、文を組み立てること
もう生成AIがやるから人間はやらなくてもいい技能なんだろうか、
と。
僕は時代遅れな古い技能を教えているのだろうか。
ここ1,2年世界中を席巻している、ChatGPTなどの生成AI
その影響の大きさを考えない日はない。
最近はとりあえずなんでもChatGPTに聞く、
という人が現にいる。
探すこと、悩むことが減って精神的に楽だと言う。
そんくらい考えなよ?
と正直思うが、
現に、昔は本を調べなければならなかったことが、ネットを検索すれば調べられるようになった、そういう恩恵に20年前から僕だってあずかっている。
有名なアニメ風な絵
有名な小説家風な文章
そういうものが瞬時に無限に生成できるようになり、
現実に職を失っている人がいる。
正直、人間の脳みそや技術の退化?みたいな気がしないでもない。
でも、
技術革新で古い仕事が廃れたのはラッダイト運動(19世紀にイギリスで起きた「機械打ちこわし運動」)以来、歴史の必然であり、
そのかわりに新しい仕事が生まれるんだから大丈夫✨
という人たちもいる。
いや、もう何千年も前から
新しい技術が出れば人間のもともとの力のどこかが衰えてきたのであって、
その代わり人間のできることは増えてきたのだ✌
とも。
じゃああなたは石器時代に戻りたいんですか?(笑)
なんて逆に詰められたり。
一方で、
生成AIを使いこなすにも「頭の良さ」が必要だよ✨
という人たちもいる。
だからお勉強は必要だよ、という文脈だ。
AIにどんな指示(「プロンプト」というらしい)を出すか
そこで頭の良さの差が出、
AIを使いこなす側と、AI(を使いこなす人間)に使われる側の差が出るんだ
と。
AIと人間の知性両方を組み合わせていきましょう✨
なんて言う人たちもいる。
うーむ。
どれもくだらん、
と思うほど僕は呑気な人間ではない。
ところで、
考えてみれば加減乗除の計算だって
50年前から「計算機」があるんだから
もう人間には必要なさそうなものだけど、
足し算
引き算
かけ算
わり算
学校で教える必要はない、
という意見はあまり聞いたことがない。
なぜだろう?




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