僕は中学のとき特に何にもハマっていなかった。
中学のとき、
特に部活にも入っていなかったし、
勉強も言われる通りやっていた(こなしていた)だけで、
そのことで心に残っていることは、特にない。
(だから無意味とも思わない。)
いや、カッコよく言えば、
ハマるものを手探りで探していたと思う。
そのころ僕は、
小っ恥ずかしい話をすると、
「音楽」に興味を持ち始めていた。
小学校以来音楽は大の苦手で、
なんの楽器もできずなんの知識もなく音譜も読めなかったにもかかわらず、だ。
中2で初めて買ったCDは、
駅前の1000円CDコーナーにあった
「ヨハン・シュトラウス名曲集」
だった。
(昔あちこちで安く売られていた、著作権の切れた名盤というやつだ。)
小学校の行事とかで流れる「ラデツキー行進曲」、
かっこいい曲だなーと思っていたが、
その曲が入っていたからである。
間もなく「レンタルCD屋」というところに行けば
そのCDをカセットテープにコピーすれば
安く音楽を手に入れることができると知り、
僕はそこにせっせと通って
色々な音楽を漁り始めた。
尾崎豊だったり(急逝して大きな話題になっていたから)、
リチャード・クレーダーマンだったり(たまたま聞いて、なんてきれいな音楽だと思ったから)、
ビートルズだったり(誰かに勧められたから)、
まあバラバラだ(笑)。
で、
高校に入る年の3月に
一念発起してピアノを習い始め、
ピアノは続けて今に至る。
・・・とまあ、カッコつけてみたが、
中学段階で何か自慢できるものがあったかと言われたら、
ホントなんにもない、
実にポヤ~っと(モサ~っと?)した少年だったと思う。
でも心の中で、
何か地殻変動みたいなものが起こっていた、
とは言える。
子どもたちがスマホゲームにハマる
YouTubeのショート動画にハマる
「そんなキミたちのハマりは何かの利益/価値を生み出しているか?」
「君じゃない誰かの利益に変換されているだけだ」
「そんな仕組みに早く気づけ」
・・・
大きなお世話だ。
ゲームや、ショート動画に思い切りハマったことから、
何か創造的なものが生まれるかもしれないではないか。
かく言う僕は、
ゲームもショート動画もSNSも、
全然理解しないし興味もない。
だから「いい顔」なんかしてやらない。
でもそんな古い世代を見習う必要などないし。
確かに、
中学ころの「不安定さ」は、
大人をどうしたって不安にさせる。
僕だって親としてそうだ。
でもみんな往々にして、
中学生に完成された理想の姿を求めすぎるのではないだろうか・・・
と思ったりする。
(追記)
「ゲームやショート動画にハマるキミたちは愚かだ」と言い募る大人は、それはそれで、若い世代にとって反発の材料になるから大事な存在なのかもしれない。




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