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教育の逆説あるいは限界。

こんな記事をネットで見ました↓





過度に煽動的なタイトルには思えますが、



内容は説得力のあるものでした。






筆者は、「非認知能力専門塾Five Keys」代表の井上顕滋氏、という方。







記事のはじまりはこうです↓



教育熱心な親ほど、「何もしない時間」を「成長の機会損失」だと恐れます。しかし、発達心理学の知見は、全く逆の真実を告げています。





記事中では2010~2020年代の2つの研究を紹介し、



「練習、宿題、大人による指導を伴う「構造化された活動」に時間を多く使っている子どもほど、自ら戦略を立てて行動を制御する「自己主導的実行機能」の指標が低い傾向にある」



「『素材』を使って自由に遊ぶことと子どもの認知発達の間でポジティブな関連が確認されました。具体的には、創造性や発散的思考、収束的思考、問題解決能力、さらには学業スキル(読みや算数)において良好な発達との関連が確認されています。大人が過剰に介入せず、不完全な素材で試行錯誤するプロセスこそが、子どもの脳を刺激し、(以下略)」



などの成果を示したうえで、



まず、お子さんのスケジュールの中に、意図的に「自由時間(余白)」を確保してあげてください。子どもの持ち物を親が全てチェックし、忘れ物を先回りして防ぐような過干渉は、子どもの思考機会を奪うNG行動の代表格です。



不確実な時代を生き抜くために必要なのは、詰め込まれた知識や、誰かに与えられたスケジュールをこなす力ではありません。自分の中に確固たる目的意識を持ち、誰も教えてくれない正解を自らつくり出す力です。



などと勧めています。






つまり、



大人が(よかれと思い)先回りしてあれもこれもと詰め込むことはむしろ子どもにとっては良くないことであり、


やることが何も決まっていない余白の時間を与えてやることがむしろ子どもにとって良いことである



というわけです。








僕はまったくその通りだと思います!






・・・と言うと、



「塾業界の人間のお前が言うな!!」



とツッコまれそうですが(笑)



いや、実際ツッコまれても文句は言えませんが💦





でも、「教育」に関わる人間として、



そういう逆説もしくは限界が現にあることを、前から自覚はしてきました。






なんでそう思うようになったんだろう?




「自分で決めてやったら楽しかった」



シンプルにそういう経験をしたことがあるからかな?










そんな人間でも、



ふと気がつくと



コントロール



コントロールの強化



の誘惑がおこり、




ときどきは慣れない「鬼管○」もどきをやって失敗したりもするので、



気をつけないといけないのです。



(でも、悩むことも醍醐味だし必要!)










最後に、



記事を読んで連想したので引用をもう一つ(引用ばかりですみません💦)。



「しだいしだいに子どもたちは、小さな時間貯蓄家といった顔つきになってきました。やれと命じられたことを、いやいやながら、おもしろくもなさそうに、ふくれっつらでやります。そしてじぶんたちのすきなようにしていいと言われると、こんどはなにをしたらいいか、ぜんぜんわからないのです。

たったひとつだけ子どもたちがまだやれたことといえば、さわぐことでした-でもそれはもちろん、ほがらかにはしゃぐのではなく、腹だちまぎれの、とげとげしいさわぎでした」


(『モモ』ミヒャエル・エンデ著/大島かおり訳、1976)

 
 
 

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