最近
Chat GPTなどAIの進歩に関するニュースが多いですね。
塾や学校でも
PC、タブレット、スマホなどの現場への導入が急速に進んでいると感じます。
塾業界の場合、
集団での授業をしない「自立型学習塾」の形態を採る塾が増えているので、
教室にくればみんながそれぞれのスペースでスマホやタブレットで静かに自学、
(先生はその中を巡回して質問対応とか声かけとか)
という風景が多くなっているようです。
私はそういうものに悲しいまでに疎く、
かといってそういうものを否定するほど石頭ではないつもりですが、
以前生徒が教室に持ってきていた
「タブレット教材」を見て、違和感を感じたことも確かです。
(ご家庭の方で契約して、使われていたものです。)
ボタンを押すと次から次に出てくる問題。
子どもを盛り上げるための(?)イラストやアニメ、BGM。
〇×とか選択肢とかで進む問題。
無表情で「解く」その子。
間違っても正解でも、わかっているのだかどうだか。
「解説」みたいなところは読みもせず飛ばす。
(まあそりゃフツーの子はそうですね。)
そんな情景を、思い出させる記事がありました(↓)。
(東京新聞、2023年3月27日)
AIは、
なんでその式や答えになるのか、対話はしてくれません。
わかっていない子やいい加減な考えの子にツッコミは入れてくれません。
やる気がない子を鼓舞はしてくれません。
大量の文字の解説を読めない子に、たとえで話してはくれません。
ある年齢以上の、十分モチベーションが備わった子ども、
上位層の子どもならいいのかもしれませんし、
その能力が有効に生かされる場面もあると思うのですが・・・。
う~む。
今のところ私は懐疑的です。
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