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「人間の成長にとって、最も重要なのは」

「人間の成長にとって、最も重要なのは物質的な衣食や金銭ではない。移ろいやすい恩愛や慈悲の気持ちでもない。物質と精神が渾然一体となった、音もなく降る雨のような温情とうるおいなのだ。成長していく草木のように、光と雨は欠かせない。しかし、日照りや暴風雨に何度も見舞われたら、光と雨は不足しなくても、最終的に草木は正常な成長を遂げられない。音もなく降る雨のうるおいと栄養があってこそ、焼けつくような日差しではない十分な光があってこそ、草木は成長する。人間の心も、善意と温情で満たされるようになる」



「私は貧しさと温情であふれた家で育った。

私の従兄弟たちも(中略)一人残らず善良だ。善良を人生の基調の色とし、その上にほかの色を塗り重ねている。人生をできるだけ豊かで、情愛に満ちたものにしよう、喜びとぬくもりを多く与えようとしているのだ。

善良は人間の存在理由、人間の根本である」

(閻連科『父を想う』、2016)





僕の好きな文章です。




水と光は確かに必要だけど、



ドバドバ与えりゃいいというものではありませんよね。







7月後半からお盆前にかけて、



猛烈な暑さと雨不足のせいで畑の野菜たちが(野菜のみならず雑草の一部までも)しおれてしまったとき、



この文章を連想しました。




その時期にはもう土もカラカラ、パサパサ。






でもお盆が明けて、その間雨も降って、



久しぶりに畑に行ったら



もう枯れたかと思っていた野菜たち、生き返っていました!






これは嬉しかったですね。








さて、今日も暑いですが



夏休みもあと少しですが



今日もがんばろう!!!

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どんなに暑い日でも、朝行くと朝露がたくさん降りていました(今もです)。

お盆前のカラカラだった時期をのぞき・・・

 
 
 

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