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「今の子どもたちについてどう思いますか?」

昔、教員採用試験というのをずっと受け続けて、



あと私立学校にも採用を願って就職活動を何年も続けていたのだが、



面接で尋ねられる定番の質問に



「今の子どもたちについてどう思いますか?」



というのがあった。






これは本当に困った。





面接の準備として、



想定問答も作ったりしたけれど、



考える段階から本当に困った。




まあ、「正しい」ことを答えるというよりは、答えるときの物腰とかが面接では大事だったんだろうけど。





わかんないんだもん(涙)。









あれから幾星霜、今聞かれても、恥ずかしながら、やはり



わからない



としか言いようがない。






そりゃ、



全体に穏やかになったのう(暴力沙汰とか、煙草とか、そういう子が少なくなった)とか、



男子でもダンスの上手い子たちが増えたのう、



とかいうことはできる。








でも、とくに学力ではどうか?






昭和の時代だって、



大正の時代だって、



勉強に落ちこぼれる



小学校の算数からついていけない



英語はちんぷんかんぷん



そんな人たちはあふれるようにいたはずではないか。






スマホやSNSや生成AIの影響?



いや、今は大人の人たちだって、



インターネットの影響



ファミコンの影響



テレビの影響



いろいろあったはずではないか。







ほんの一握りの数の子しか見ていない僕に、



「今の子たち」なんて大きなものが論じられるわけがない。




大体そんなもの論じ始めた時点で



老害のはじまり



の黄信号が点滅してはいないか?









正直言うと、



「こんな問題でそんな苦労するぅ?昔はそんなことなかったけどなー💦」



と思うことは結構ある。






でも、それに関しては断言できる。




昔の僕の、勉強に苦労する子たちに対しての解像度が粗かった



からそういうことを今思うのだと。





昔のあの子やあの子も、



僕の指導が粗かったがゆえに



算数や英語



よくわからないままこの塾を巣立っていったんだな、と。



申し訳なくすら感じる。








そういうわけで、僕は



邪念を排し、



目の前にいる子どもの現状に対しての感覚を研ぎ澄まし、



頭を使って考え、めんどくさがらずに行動するように、



力を尽くして指導していく所存である。



きれいにまとまったか?




押忍


ree

 
 
 

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