「体験格差」?
- orangejuku
- 7月23日
- 読了時間: 3分
「体験格差」という言葉を目にするようになりました。
「体験」とは、
子どもが学校以外で経験する「習い事」、「遊び」、「文化活動」、「スポーツ」、「自然体験」、「旅行」などもろもろ。
家庭の経済力の「差」が、
そのまま子どもの豊かな体験の「差」につながり、
子どもの「非認知能力」だー「視野」だーの「差」になり、
さらには将来の職業だー年収だーの「差」につながっている!
という話です。
あー嫌な話だ。
僕思うんですが、
「体験」て、そんなに大したもんですかね?
経験じゃなくて「体験」。
大体、お金を払って、時間区切って、
お試し的な感じでやらせてもらうやつ。
「田植え体験」
「職場体験」
「〇〇つくり体験」
「忍者体験」
・・・
悪いこととは言いませんけど、
しょせんは「体験」じゃないですか?
本当はもっともっと深く、
大変なこともいっぱいある何かを
うんと切り取って楽しいことだけに凝縮したもの。
それをちょっとの間楽しませてもらって、
(そう、体験の多くは「受け身」な気がしますよね)
時間が来れば終わる。
そういう非日常に(もちろんそれが悪いとは言いません。イベントも大事です)
お金かけなきゃと焦るよりも、
そういうところに行く機会が無いなら無いで、
家族や友だちでの、あるいは一人での、何気なくても、温かく楽しい時間をたくさん過ごすことの方が大事な気がするのですが、どうでしょう?
こんな記事を見つけました☟
夏休みの「体験格差」に焦る親が7割以上…ハーバード大学の研究で分かった、子どもにとって“本当に価値ある体験”とは
7/21(月) 11:21配信
著者はアメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているという方。
アメリカでも夏休み前になると
親たちは「夏休みは子どもにどういう体験をさせようか」
という話題になり、焦りもするそうです。
でも、子どもにとって本当にいい体験って、
そういうものだろうか?
SNSに踊らされてはいないだろうか?
そんなことが書かれています。
興味ある方はぜひ読んでほしいですが(いい記事です!)、
一つだけ引用しておきます。
日本に一時帰国したときに、「今しかできない体験を!」と意気込んで課金して息子に色々な経験をさせてみましたが、夏休みが終わる頃に「何が一番楽しかった?」と聞いてみたところ、息子の答えは 「〇〇くんとザリガニを探したこと」「ママと波でジャンプしたこと」と、どれもお金のかからない普通のことでした。親が特別だとは思っていなかった体験が、息子にとってはしっかり記憶に残る、大切な時間だったんですね。
特別な経験でも、日常の何気ない出来事でも、子どもと「どう思った?」「何が楽しかった?」と話しながら、一つひとつの体験を大切にしていけたら良いなと思っています。
どなたも楽しい夏休みを!

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