「単語テスト」是か非か。
- orangejuku
- 4月15日
- 読了時間: 4分
弊塾では「単語テスト」をやっていません。
中学生にはもうだいぶ前からやっていないし
(昔は「不規則動詞テスト」とかやっていましたけどね)
高校生にも(後述しますが)保留しているかっこうです。
いきなり否定から入ってすみません。
塾って
「単語を覚えさせる」
「単語テスト」
等、必須アイテムと思われていそうですね。
でもうちではやっていません。
理由はいくつもあるけれど、悩みどころでもあります。
以下に思いつくまま理由を書いてみます。
覚え書きみたいな記事になってしまいそうですが、
よろしければおつきあいください~。
①時間が足りない
単語テストを授業の冒頭にやるとします。
不合格者はどうするか?
再テストとか必要ですよね?
授業の終わりにやるとします。
また不合格だったら?
覚えるための時間は?
授業の本筋(文法の練習とか、リーディングとか)がそれで削られたら、
本末転倒でしかありません。
個別指導だからじっくり付き合える?
90分とかの貴重な時間を
単語覚える時間で潰しちゃうんですか?
②奴ら準備なんかしない
勉強の苦手な愛すべき中学生たちが
「来週単語テストやるから準備しとけ」
とか言われたからって、やるものか(笑)
まじめな子ばかり満点取って、
他のやらない子たちは毎回不合格。
そうなるのがオチです(オチでした)。
他の塾さん、よほど怖い権威をもって、単語テストを実施しているんですね。
③学校でもやるでしょ?
大体の学校では
「単語小テスト」「単語チャンピオン」
とかやっていますよね。
自学でもみんな単語書き取りとかたくさんしているはずです。
塾でも同じようなことをやるのは、
屋上屋じゃないですか?
そろそろもう少しまじめな理由にいきます。
④文法の方が大事だと思う
「単語を覚えること」は、
注目されがちだし、勉強した気にもなりがちですが、
単語をいくら覚えていても、文法ができていなかったら
あえて言います、
何の役にも立ちません。
作る文はでたらめ
リーディングも「知っている単語をつなげて推測」しかできません。
⑤単語を(片手間で)一生懸命やっても英語学力向上への貢献は疑問
最近まで高校生には
授業の初め毎回「単語小テスト」をやっていました。
やり方もそれなりに試行錯誤・工夫してきましたが、
「なんか役に立ったか?」というのが実感です。
テスト、小テストは無難にパスする子もいます。
その後覚えているか?
覚えていない。
ましてや
それで英作文やリーディング力のアップに貢献したか
・・・疑問です。
いや、疑問の余地なく、
役に立たなかったと言わざるを得ません。
テストのときだけガーっと暗記して、終わった途端に忘れるって、
そういえば暗記系テストのあるあるでしたよね?
最後暴論?いきます。
⑥単語なんて自分で覚えろよ
暗記物って、究極自分でやるしかなくないですか?
「おおう」は「cover」。
染色体をよく染めることができるのは「酢酸カーミン(または酢酸オルセイン)」。
江戸幕府最後の将軍は「徳川慶喜」。
これらの名称(の多く)に意味も理由もありません。
coberじゃなくてcoverである理由なんてありません。
「なんで酢酸エチルじゃねえんだよ💢」とか
「なぜ徳川慶喜なのか理由がわからない」なんて怒ってもどうしようもありません。
で、
暗記しなければならないことは、たくさんあるのです。
これらに全部付き合うのは、
・・・キャパの小さな僕には無理です。
どこかで本人が、
「やるしかないんだな・・・。仕方ない、やったるわ!!!」
と決意し奮起し、戦闘意欲を燃やしてやり始める
みたいなのがないと、
意味がないと僕は思うのですが、どうでしょう?
葛藤はあります。
「語彙は重要」
「語彙がなければ読めるものも読めない」
そう言われたら、黙るしかありません。
「自力でできたら問題はないんだよ。自力でできない子に強制力を働かすために塾はあるんだろ?」
「じゃあお前は、生徒をそれだけ心燃やすようにモチベートできてるのかよ?」
と言われたら、
・・・やはり黙るしかありません。
単語テストを多くの塾さんがやっていて、
それで実績を上げている
力を伸ばしている
それも多分事実でしょう。
僕だって今後何かやり始めるかもしれません。
ただ、これは今後も言えると思います。
限られた授業時間
理屈とか根本がわかって
生徒がわかりみの深い顔をしている
練習を重ねてできるようになって
充実感のある顔をしている
そうなるように僕は使いたい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!




コメント