【6年前】坂内、公教育の機会均等のために(?)運動したの記
- orangejuku
- 2024年7月11日
- 読了時間: 3分
かつて
旧河津東小のPTA会長を仰せつかっていたとき、
ほんのちょっとした「運動」をしたことがあります。
PTA会長として、というよりは
いち保護者として、です。
息子が当時6年生。
来年からいよいよ中学生!
しかし保護者の多くが悩む問題がありました。
中学校への送迎です。
徒歩ではとても通学できない地区のために
一応通学時間帯に自主運行バスが走っているのですが、
多くの部活では朝練が行われ、
そのバスだと間に合わないので
多くのご家庭が
朝7時に自家用車で子どもを中学校に送る
という道を選んでいたのです。
はじめこそ
「え~!!送迎しなきゃなんないのー!?」
と皆さんおっしゃるのですが、
結局諦めて毎朝(および毎晩)送迎、
となっていた(いる?)のです。
まあ、確かに車だったら片道10分くらいの手間ではありますが。
夕方、
部活終わりの時間帯には
お迎えの車で中学校前はちょっとした渋滞。
「公教育なのに、親が負担を強いられるのはなんか嫌だ」
簡単にいうと、そういう気持ちから
他の6年生の保護者の方々とも相談し、
なんとか改善できないか
と提案しました。
本来は学習指導要領に含まれていない、強制ではない部活(ただし親としては、子どもに部活をがんばってほしい気持ちもありました)のために親が負担を強いられる
毎朝毎晩誰も乗せていないバスが走っている
いくつかの問題が絡まり合い、
役場
教育委員会
中学校
どこに行けば何が「解決」されるかもよくわからなくなりました。
結局、
もう一人の保護者の方と一緒に中学校に行き、
当時の校長先生に
「バスで通学する生徒が、朝練に遅れたり、夕方の部活を早めに上がったりせざるをえない場合には、そういう子たちが責められたり不利になったりすることがないように、教職員や生徒たちに徹底する」
ということを約束していただきました。
校長先生の誠意はありがたかったですが、
まあー、本当にささやかな結末ですね。
実はもう一つの問題もありました。
バス代です。
町から補助は出るのですが、
無料というわけにはいかなかったのです。
それが必ずしもバカにはならない値段。
次の年、
結局ほとんどのご家庭は
以前と同様自家用車で送迎、
ということになっていきました。
我が家の息子は、
半分意地で
3年間、毎朝毎晩、バスで登下校させました。
たぶんめったに誰も乗っていなかったバスで。
・・・・・
それから3年。
最近、
朝の通学バスは中学生がたくさん乗って賑やか、
という話を聞きました。
おや?
どういう風の吹き回しだ??
と思っていたら、
「中学生の通学バスの定期代は町が全額負担してくれることになった」
ということを昨日聞きました。
おお!
いつの間に(苦笑)
誰がどう働きかけたんだろう?
でも、嬉しいことですね!
さきほど
男子中学生2人が
コンビニでおやつか何か買ってから
バスに乗り込んでいくのを見て、
「お、なんか楽しそう♪」
と思いました。

オレンジ塾の窓から駅前を望むの図。並木の向こう側がバスの入るロータリーです。



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