マニュアルは自分で作れ。
- orangejuku
- 2024年5月17日
- 読了時間: 2分
ここに「マニュアル」がある。

必要なことは全部そこに書いてある。
要点は細大漏らさず、
かつコンパクトに。
表とかに整理してあったりもする。
作成者が心血注いで作ったものだ。
とっ散らかっている情報を整理して、
利用者(学習者)の役に立つように
これ見れば全部ことが足りるように、と。
まさに力作である。
昔僕も
生徒のためにそういうプリントを作ったなあ。
世界史で、
時代や地域を整理してみたやつとか。
我ながらにかなり力作だと思った。
じゃあ、
そういう「マニュアル」をボンと渡されて、
それを眺めればたちどころに
その内容が把握できるようになるか。
ならないのである。
そういうプリントを生徒に配って、
・・・「ふーん」
みたいな反応しか返ってきたことはない(涙)。
「おお、これ超わかりやすい!神!ありがとうございます!!」
なんて言われたためしはない。
その後そのプリントを有効に使ってくれたという話もきかなかった。
僕が勉強になっただけだ(苦笑)。
そりゃ、そうでしょう。
色々な商品についている細かいマニュアル。
お役所とかがつくる細かく大部な要項や報告書。
たいていの人は読まないですよね。
詳しい解説?
字がたくさんあるというだけで(イラストや矢印があったとしても)
読む気をなくしません?
少なくとも、
僕は見ても頭に入らない(汗)。
全然頭に入らない。
人一倍苦手かも。
結局
学習者は
自分で作るしかないのである。
自分のためのマニュアルを。
自分で情報を整理し、
わからないところは調べて補足し、
要点は自分にわかりやすいように盛り込んだり工夫したりながら
自分の手で書いた
やつを。
それでこそ頭に入る。
そういう労力をさぼってはいけないんだ。



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