勉強のパラドックス(逆説)
- orangejuku
- 1月15日
- 読了時間: 2分
「子ども(←小学校段階まで)の仕事は遊ぶことだ」。
これに間違いはないと思います。
でも
その小学生の段階で、勉強の基礎(基礎知識の厚さとか、習慣とか姿勢とか)が決まってしまい、中学段階からの挽回は相当難しいこと。
この残酷な逆説。
僕の実感です。
もちろん、大人になってからがんばることはできます。
覚悟とか犠牲は要りますけど。
テスト前・入試前には頑張らないとね。
でも、
テスト前だけ頑張ってもダメ。
というか、往々にして試合はテスト前には決していて、
普段からコツコツやってきた蓄積がなければ
テスト前に頑張っても実を結ぶことは期待できない。
これも残酷だけど僕の実感。
コツコツやってこなかった子たちを、
テスト前だけの即席の勉強で「救って」あげられなかった僕の。
「勉強は四の五の言わずに努力・我慢・忍耐・量だ!」。
「『楽しく成績アップ♪』、だなんて甘えた話だ!」
うん、これも間違いありません。
きつい努力をせずに価値あるものを得られる、
そんなことはあり得ません。
でも、
その前には
そのモードになる前には、
勉強を始めたときに
すっと入った経験、抵抗なく腑に落ちて楽しかった経験、できて楽しかった経験etc.がないと厳しいこと。
やはり「楽しい」から入らないと
勉強はきつい
どうにも頭が固いまま
飲み込みは鈍い
結局後伸びしない
んです。
一見矛盾をふくむように思えることが実は正しいことを、
「パラドックス」(逆説)
といいます。
勉強の世界ってパラドックスに満ちている。
どんなお仕事の世界もそうかもしれませんけど。
一筋縄ではいかないのです♨




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