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大きな問題は小さく切り分けて繰り返す。

ある小学生。



小数がまったく理解できていない。






「0.3kmは何mか」という問題には、



困り切った顔して自信なさげに「0.3m」と書き、





「136の100分の1はいくらか」と問えば



「136.00」と返ってくる。








小数の概念・感覚・イメージがまったく理解できていない



・・・なんてことを言っても始まらない。




概念、イメージ・・・大きな話だ。









具体物や理屈で説明することもできなくはない。





きれいな画像コンテンツが入った最新教材はなくとも、



ものさしとかを使ってある程度は説明してあげられる。





でも、



それでそのとき納得しても、



それを使いこなせるようになるかはまた別なのだ。






使いこなせる、とは



直接的には「問題が解ける」ようになること。




将来のことを言えば、



例えば車を運転中に



「0.3km=300m」と、瞬時に換算できるようになること。



↑これ、できないとやはり生活に困るでしょ?





練習(訓練)が必要なのだ。







人の得意不得意はやはり色々あって、



日々小学生が使う「自然数」ではない、0.1だの0.01だのは、どうしたって苦手な子がいるのだ。








で、



何週間か見ているうち、



①「○○の10分の1はいくらか」「○○の100倍はいくらか」



②「○kmは何mか(単位の換算)」



③「42+0.3はいくらか」



といった問題が、特に大きなネックであることがわかってきた。




③に関しては、桁の概念が薄いので、「42+0. 3=4.5」などといった答えを繰り返す。



あてずっぽうを繰り返す。







でも、切り分けて、弱点がわかればこっちのものだ。



あとはその弱点をひたすらトレーニング!

ree

洗練のかけらもない「教材」ですね💦






くどいくらい



毎回毎回、やっていけばいい。








小数がまったくわかっていなかったその子。



もう小数を勉強し始めて2か月は経過している。





最近はその子、



「また今日も小数か」という感じで苦笑する。





無反応より全然いい。



あともう少しで、マスターできるだろう。

 
 
 

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