大きな問題は小さく切り分けて繰り返す。
- orangejuku
- 9月30日
- 読了時間: 2分
ある小学生。
小数がまったく理解できていない。
「0.3kmは何mか」という問題には、
困り切った顔して自信なさげに「0.3m」と書き、
「136の100分の1はいくらか」と問えば
「136.00」と返ってくる。
小数の概念・感覚・イメージがまったく理解できていない
・・・なんてことを言っても始まらない。
概念、イメージ・・・大きな話だ。
具体物や理屈で説明することもできなくはない。
きれいな画像コンテンツが入った最新教材はなくとも、
ものさしとかを使ってある程度は説明してあげられる。
でも、
それでそのとき納得しても、
それを使いこなせるようになるかはまた別なのだ。
使いこなせる、とは
直接的には「問題が解ける」ようになること。
将来のことを言えば、
例えば車を運転中に
「0.3km=300m」と、瞬時に換算できるようになること。
↑これ、できないとやはり生活に困るでしょ?
練習(訓練)が必要なのだ。
人の得意不得意はやはり色々あって、
日々小学生が使う「自然数」ではない、0.1だの0.01だのは、どうしたって苦手な子がいるのだ。
で、
何週間か見ているうち、
①「○○の10分の1はいくらか」「○○の100倍はいくらか」
②「○kmは何mか(単位の換算)」
③「42+0.3はいくらか」
といった問題が、特に大きなネックであることがわかってきた。
③に関しては、桁の概念が薄いので、「42+0. 3=4.5」などといった答えを繰り返す。
あてずっぽうを繰り返す。
でも、切り分けて、弱点がわかればこっちのものだ。
あとはその弱点をひたすらトレーニング!

洗練のかけらもない「教材」ですね💦
くどいくらい
毎回毎回、やっていけばいい。
小数がまったくわかっていなかったその子。
もう小数を勉強し始めて2か月は経過している。
最近はその子、
「また今日も小数か」という感じで苦笑する。
無反応より全然いい。
あともう少しで、マスターできるだろう。
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