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字が汚い子

たくさんいます。



大体(「大体」と書いたのにはわけがあって、後で書きます)、勉強に苦労はしています。






小っちゃくて、力の入っていない字



無造作、無秩序な字



計算とかも無造作、無秩序





そもそも姿勢が悪い



両手を使っていない



ノートをまっすぐに置いていない



消しカスを脇にやらない



・・・




気になることはたくさんあります。








字を丁寧に書かないことは、



思考が丁寧でないことにつながることが多いです。



だから、僕もそれを直すことに力を入れます。









世の中には、



字を直す用のメソッドとかトレーニング帳とか、なぞり書きのアプリとか、あるらしいですが、



僕はそういうもので一気に直せるか、



疑問を持っています。






形だけのきれいさになってしまうんじゃないでしょうか?





字面だけきれいに書けるようになったとしても、



姿勢が悪かったら(いすに寄りかかっているとか)、どうでしょう?




それは心や気持ちのこもっていない字になると思います。



字がきれいでも、成績は苦戦、



という子、周りにいませんでしたか?








僕は、字とか姿勢について気になったことを



ツッコミを入れる感じで言葉にします。




「はい!ま・ず、姿勢が悪いっ!」



「本を乱暴に扱うなっ!」



「字を大きく書こうか。こんくらい大きく(実演)書くんだよ」



「pの小文字大きすぎ!ラインにあわせて、こう。沈めて沈めて!」



「漢字は角角ってなってるのが基本!角が丸まるってなりすぎでしょう?書き直し!」




等々、



具体的に


一つ一つ。






毎回そんなやり取りをしているうちに、



ちょっと時間はかかりますが、だんだん字はきれいになっていくと思います。


いい感じになってきたの図。「ビフォー」の写真がないのが残念ですが。









だって、



全員に目が届く少人数指導の塾なんですから!





生きた人間が指導しているんですから。



血の通った指導をしなければ意味がないってもんでしょう!








メソッド的なものをあまり信用しない理由はもう一つあります。



それは、



字は汚いけど、ちゃんと考えてできる子も、確かにいる



ということです。






マルクスも石原慎太郎も南方熊楠も、



すさまじい悪筆だったそうじゃないですか。

マルクスの『資本論』の手書きの原稿(wikipediaより)

鉄道会社の求人に応募したら、字の汚さを理由に断られたと、昔「世界ふしぎ発見!」で見ました。








そんな天才たちを引き合いに出すな!と言われそうですが、




僕の少ない経験の中でも、



そういう子は確かにいるんです。






そういう子がいたら、



「ううっ・・・読・め・ん(涙)」



とツッコんだり



「汚いと損することもあるかもしれないぞ?」



とか言うくらいです。





字の汚さと学力その他の力に実際関係があるかどうかは、わかりません。



だから一律に決めつけるのもよくないと思うのです。

 
 
 

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