定期テストの「実力テスト」化
- orangejuku
- 4 日前
- 読了時間: 2分
「学校の定期テスト(中間テスト、期末テスト)は、模試や学調と違い、実力を測るテストではないよ」
とみる風潮、ありますよね。
実際そうだった、のかもしれません。
・範囲が狭いから根性で暗記できる
・生徒の現状をよく知っている先生が作成・採点するから、「情」が混じったりする
といった理由からでしょうか。
それで、
・テスト前(だけ)長時間ガンガン詰め込む
・ここをやっておけと指示されているワークの範囲をみっちり、ときには何周もやらせる
・範囲になっている英語や国語の教科書本文は気合で暗記させる
・対策プリントや予想問題を作ってやる
・定期テストの過去問(ときには担当の先生が過去に他校で出してきたテストの過去問まで!)を与える
・・・
などといった「テクニック」がまかり通ってきたようです。
塾業界では。
でも今は世の中も変わってきました。
近隣の多くの中学校は、2学期もテストは1回のみ(期末テスト)のみ。
中間テストのある学校も、「実力テスト」。
これは学校の先生ではなく業者作成と思われるテストなので、予想とかは不可能であり、
範囲は、基本的に中学の最初から、その時期の学習事項までです。
ワークのここからここをやっておくように、といった親切な指示は一切なし。
英語の長文は初見のもの。
先ほど列挙した「テスト対策」の「テクニック」が通じる余地は、無です。
期末テストは、学校の先生作成ということになるようですが、
範囲が当然広くなります。
2学期、9月から勉強したことがすべて(主な)範囲ですから。
「テスト前にちょっと頑張ればいいんだよ、学校のテストなんて」
と思われる親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、
時代というかトレンドは変わった、と言わなければなりません。
常日頃からコツコツ勉強を続け、
しっかり実力をつけているかどうかを測る方向に。
行事も多く、忙しくあっという間に過ぎてゆく2学期。
勝負はテスト前ではなく「普段」。
どうか心してほしい・・・。

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