漢字壊滅に抗う。
- orangejuku
- 9月26日
- 読了時間: 2分
だいぶ前から気になっているんです。
小学生に国語を教え始めた5,6年前から。
子どもたちの漢字の力の弱さが、
です。
つい先日も、ある子は
「いど」の漢字を書く空欄に
「糸井」
と書きました。
・・・いやいやいや。
それ、「いとい」じゃん?
「おまえさ、『井』って・・・『い』だろ?『い・ど』、の、一文字目のほうじゃん!」
とまあ、がんばって和やかにツッコミを入れたわけですが・・・
事は深刻です。
きっと、ぼんやりと
「井戸」
という漢字を見たことがあるのでしょう。
で、
漢字の音も意味もよく考えないまま、
テキトーに「井」の字をぶっ込んだのでしょう。
こういうケース(「さんりん」に「林山」という漢字を当てるようなケース)、
とても多いです。
漢字がただの「暗号」と化している。
語彙力も豊かなイメージも読解も論理もあったものではありません。
僕はもともと、
「漢字の練習(書き取り)なら学校とか宿題でたっぷりやっている。塾の時間をそれに使うのももったいない。それよりも『論理』とか『読解』の練習のほうが大事だ」
と思い、あまり漢字に時間を割いてきませんでした。
実際、
塾で漢字の「練習」をすることは多いのかもしれませんが、
それやり出したら時間がいくらあっても足りないと思うんです。
単純作業で一時間終わってしまう。
でも、何年かすると、
漢字力の弱さがどうしようもなく目についてきました。
だから、
授業の最初の15分を漢字の練習に使うようにして、今に至っています。
でも、
これでは足りない。
漢字の勉強の強化を、今考え中です。




コメント