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漢字壊滅に抗う。

だいぶ前から気になっているんです。



小学生に国語を教え始めた5,6年前から。





子どもたちの漢字の力の弱さが、



です。








つい先日も、ある子は



「いど」の漢字を書く空欄に



「糸井」



と書きました。








・・・いやいやいや。




それ、「いとい」じゃん?






「おまえさ、『井』って・・・『い』だろ?『い・ど』、の、一文字目のほうじゃん!」



とまあ、がんばって和やかにツッコミを入れたわけですが・・・





事は深刻です。









きっと、ぼんやりと



「井戸」



という漢字を見たことがあるのでしょう。







で、



漢字の音も意味もよく考えないまま、



テキトーに「井」の字をぶっ込んだのでしょう。










こういうケース(「さんりん」に「林山」という漢字を当てるようなケース)、



とても多いです。





漢字がただの「暗号」と化している。



語彙力も豊かなイメージも読解も論理もあったものではありません。











僕はもともと、



「漢字の練習(書き取り)なら学校とか宿題でたっぷりやっている。塾の時間をそれに使うのももったいない。それよりも『論理』とか『読解』の練習のほうが大事だ」



と思い、あまり漢字に時間を割いてきませんでした。






実際、



塾で漢字の「練習」をすることは多いのかもしれませんが、



それやり出したら時間がいくらあっても足りないと思うんです。



単純作業で一時間終わってしまう。







でも、何年かすると、



漢字力の弱さがどうしようもなく目についてきました。






だから、



授業の最初の15分を漢字の練習に使うようにして、今に至っています。







でも、



これでは足りない。






漢字の勉強の強化を、今考え中です。

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