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英語の「部首」

英単語を見ていると



英語の歴史が刻まれた「接頭語」とか「語根」は、



熟語の中の漢字



または漢字の中の部首



みたいなものなのかな、と思います。









有名なものを挙げれば、



英単語にやたらと多い接頭語con-は、



「共に」を意味するラテン語由来のそれ。



com-、co-も同じですね。


(※「完全に」を意味するときもあります。)






例えば



conclude


=con(共に)+clude(閉じる)


「結論付ける」!




conspiracy


=con(共に)+spirit(精神・魂)


→魂を合わせるから「共謀」




compromise


=com(共に)+promise(約束)


→共に約束するとなるとどうしても「妥協」




こんな具合に。







たぶん日本語の「共」の字と同じようなものなんじゃないだろうか。




「共同」「共作」「共演」「共有」「共鳴」・・・




僕ら「共」の字を見ただけで、イメージが浮かび、



知らない言葉でさえも



「共鳴、というのは一緒に音を出すってことかな?」と想像できます。






そのイメージなしで



きょうどう、きょうめい、きょうかん、きょうさく・・・



全部別々の言葉として気合入れて努力して覚えていく、



ということの方がちょっと考えられません。







co-の意味を知っていれば、



単語帳にわざわざ載ってはいますが



coexist(共存する), correlation(相互関係



なんて単語は、わざわざ覚えるまでもありません。







高校生のみんな



単語を覚えるのには苦労しているようだけど、



そりゃ大変だなと思うけれど、





みんなどーも



気合と根性で(短期)記憶に叩き込む



という感じなんだよなあ。





気合と根性は確かに必要かもしれないけれど、



もうちょっとなんとかならないもんかなあ・・・。


ree

 
 
 

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