英語の「部首」
- orangejuku
- 5月27日
- 読了時間: 2分
英単語を見ていると
英語の歴史が刻まれた「接頭語」とか「語根」は、
熟語の中の漢字
または漢字の中の部首
みたいなものなのかな、と思います。
有名なものを挙げれば、
英単語にやたらと多い接頭語con-は、
「共に」を意味するラテン語由来のそれ。
com-、co-も同じですね。
(※「完全に」を意味するときもあります。)
例えば
conclude
=con(共に)+clude(閉じる)
→「結論付ける」!
conspiracy
=con(共に)+spirit(精神・魂)
→魂を合わせるから「共謀」!
compromise
=com(共に)+promise(約束)
→共に約束するとなるとどうしても「妥協」!
こんな具合に。
たぶん日本語の「共」の字と同じようなものなんじゃないだろうか。
「共同」「共作」「共演」「共有」「共鳴」・・・
僕ら「共」の字を見ただけで、イメージが浮かび、
知らない言葉でさえも
「共鳴、というのは一緒に音を出すってことかな?」と想像できます。
そのイメージなしで
きょうどう、きょうめい、きょうかん、きょうさく・・・
全部別々の言葉として気合入れて努力して覚えていく、
ということの方がちょっと考えられません。
co-の意味を知っていれば、
単語帳にわざわざ載ってはいますが
coexist(共存する), correlation(相互関係)
なんて単語は、わざわざ覚えるまでもありません。
高校生のみんな
単語を覚えるのには苦労しているようだけど、
そりゃ大変だなと思うけれど、
みんなどーも
気合と根性で(短期)記憶に叩き込む
という感じなんだよなあ。
気合と根性は確かに必要かもしれないけれど、
もうちょっとなんとかならないもんかなあ・・・。




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