語彙力は君のエンジン。
- orangejuku
- 2024年6月17日
- 読了時間: 2分
「国語力の低下」ということが
久しく言われています。
捉えどころもなければ
対策も難しい問題ではあると思いますが、
「国語力」なるものの基盤の一つに、
語彙力
簡単に言えば、「言葉を知っているかどうか」
というのがあると思います。
文章に散りばめられたワードが
いちいち意味がわからないでは、
読解も思考もへったくれもないですよね・・・。
語彙力を増やすには、
まあ常日頃から親しむのが一番でしょうが、
現実、
日常生活ではあまり使わない言葉が、
国語その他の文章ではよく使われます。
それに親しむには、
強引にでも「使ってみる」
それが
弊塾小学部の国語でやっている「三語短文」の意味の一つです。
覚えても、実際にやっていないと忘れてしまう
何でもくりかえしやっていれば身につく
実地に使ってみるのがマスターするための近道
これらこそ「学習」の根本原理ですしね!
子どもたちに「三語短文」の指導をしていると、
何も難しい言葉に限らず、
日常で使うような言葉についても、
指導をする機会が多々あります。
ある子は
「僕の関係が悪化し・・・」
というような文を書きました。
それに対してはこんなリアクションをしました。
・・・
えーっとね、
「関係」って言葉は知ってるみたいだけど、
「関係」って、誰かと誰かとか、
何かと何かとか、
人が2人以上いるときに使うんだ。
だからこの言葉を使うときには
「〇〇と〇△の関係」
とか
「〇〇(と私)との関係」
とか、
そういう言い方をするかな。
・・・
別の子は
「本の整理を努める」
と書きました。
その子にはこんなリアクションをしました。
・・・
そうだねえ・・・
ドリルとか辞書の例文見てごらん?
「努力」の「努」と書く「努める」はね、
「~に努める」
って普通言うんだよね。
なんでだろ(笑)
でも
「~を努める」
とは言わないから、
そういう風に覚えて!
・・・
教えていると、
僕なんかよりもうんと考える力とか大胆さとか柔軟さとか頭の回転の速さとかがあるな、
と思う子なんてざらにいます。
いや、みんなその可能性があると本気で思っています。
「語彙力」が
そういうすべての子どもたちの
エンジンになってくれたら嬉しい!




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